Q.第三章、どこから手をつけていいか分かりません。

こちらの記事は、2018年5月19日に書いています。

つまり、東京の試験まではあと約4か月あります。大丈夫です、充分に間に合う期間です。

結論から申し上げますと、 第三章は、小さく細分化して進めていくことをおすすめします。

今の心境としては、きっと広大な森の入り口から、暗い森を見ているような気分がしているのではないでしょうか?だとすれば、森を森としてみるのではなく、木の一本一本を見てほしいなと思います。自分が何がわからないのか、そして何が理解できているのか、分かるようになることが第一歩です。

では具体的にどうすれば良いのか?というお話をしていきます。

枝葉の法則

木, ピンク, ファンタジー, 花, 分岐, ピンクの花, 自然, 桜の木, ハーモニー, スプリング

まずは「枝葉の法則」です。

全体感をつかみ、それから細かい部分に入っていきましょう。カテゴリーごとに全体感を把握したと思ったら、 迷いなく過去問を解いてみてください。過去問を解くときは、とにかく、解いた問題の何が間違っていたか、きちんとひとつひとつを理論立てて理解していってください。

過去問を解くことを敬遠する方がいますが、知識を身に付けるために大変重要なことです。

関連記事:テキストを全て読んでから過去問を解いた方が良いですか?

問題の解き方

過去問を解くときは、 試験2か月前までは「量」ではなく、「質」を重視してください。自分が本当の意味で理解しているのか、または理解していないのかを、客観的に見るようにしてください。一見時間がかかるように思えますが、質の良い木を集めればよく燃える木になります。この工程は非常に大切です。

また、最初のうちは、第三章の過去問を解く際に精神的にきついなと感じる場合、全部解こうと思わずに、 一日10問ずつなど、少し範囲を小さくして解くようにしてください。その際、やはり質を重視してください。最初からたくさんの問題を一気にやろうと思うとつらいと思いますので、徐々に慣らしていきましょう。

もしくは 、一問一答式の問題集を購入し、解いてみてください。いきなり4択も5択もある本試験と同じスタイルの問題集や過去問を解くのがきついなと感じる方にはオススメです。

スキマ時間の活用

問題を解くことと並行して、当社の配布資料をすきあらば眺めて、どんどん覚えていくようにしてください。私も、薬剤師国家試験の勉強をしていたとき、ありがちですが トイレや机など、いたるところに暗記しなくてはならない事柄を書いた紙を貼っておきました。薬の名前や漢方、生薬はこれで乗り切りました。

また、電車乗車中や何かを待っている時間にも、資料を眺めます。最初は辛いかもしれませんが、次第に習慣化されてそれが普通になっていきます。また、スマホを活用して、移動時間に問題を解くのもお勧めです。

成分名一覧表などの資料はこちらにございます。

勤務中も勉強できます

もし、ドラッグストアなどの薬関係のお店で働いているのであれば、職場で勉強することもできます。医薬品棚を通る時に、さっと医薬品のパッケージをチェックしてみましょう。まずは、1日1個でもOKです。レジにいるときも、お客さんの買った薬のパッケージをチラッと見てみましょう。

資格を持ったスタッフは、多くの方がこれを実践していると思います(私もそうです。)。

試験勉強を日常生活に溶け込ませる方法は、とてもお勧めです。

生薬・漢方について

生薬については、生薬名を見たら反射的に漢字を思い浮かべ、その効能が思い浮かぶところまで覚えましょう。

漢方については、まずはその漢方に固有の症状のキーワードを暗記し、戦闘力を一気に高めてください。

また、生薬の効能が頭に入っていれば、漢方を理解する上でとても良いヒントになりますので、それを実感していただきたいなと思います。

何かしら、自分の中のとっかかりを見つけてみてください。以上になります。

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