Q.テキストをすべて読んでから過去問を解いた方が良いですか?

こちらのご質問は、よくいただく質問のひとつです。

結論から申し上げますと、不要です。不要というのは極端ですが、少しテキストを読んでは問題を解く、というのを繰り返してください。

テキストを片っ端から読んでも、勉強した気になるだけで、ちっとも頭に入らない方の方が多いと思います。テキストの赤色になっている部分はもちろん大事なのですが、それを覚えるだけでは、実践ではなんの役にも立ちません。なぜでしょうか?

例えばですが、飲食店でバイトを始めるときに、料理のマニュアルを渡されたとします。それを一生懸命読んで、頭にレシピを叩き込み、いざ厨房へ行ったとして、すぐに料理ができるでしょうか?

恐らく、そのレシピの重要な部分は頭でわかっていても、レシピを仕上げるためには、前後の作業がとても重要になってくると思います。包丁の使い方であったり、仕込みであったり、出汁のとり方であったり…

ですので、机の上で覚えたことを、からだで体現できるかどうかは別のお話になります。

登録販売者試験のテスト勉強も同じで、重要なことだけを覚えても、いざ問題を見た時に、その問いの前後の文面が何を意味しているのか分からなければ太刀打ちできません。

包丁さばきを知ることで、初めてその重要な部分を、本当の意味で重要だと認識できるようになります。ですので、テキストを少し読んだら、その読んだ部分に関する問題を迷わず解いてください。

余談になりますが、それでもご納得いただけない(言い訳をする)方には、いつも、何を持って「テキストを読み終わった」という認識になるんですか?と問いかけています。恐らく私も本質的な意味では、いまだにテキストを読み終わっていないと思います。勉強に終わりはありませんので…

少し哲学的な話になってしまいましたが、最初は皆さん、生まれたてのバンビ状態で当然です。こわがらずに包丁さばきを覚えましょう!

(薬剤師:村松早織)

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