Q.パモ酸ピルビニウムが消化管吸収されにくいのは、具体的になぜですか?

A. パモ酸ピルビニウムは脂溶性が非常に高いからです。
パモ酸ピルビニウムは、蟯虫(ぎょうちゅう)駆虫薬で、蟯虫の呼吸や栄養分の代謝を抑えて殺虫作用を示すとされています。
消化管吸収については、詳しい内容の書いてある文献が見つからなかったので、佐藤製薬さんに問い合わせたところ上記のような回答が得られました。
もう少し、吸収について詳しくお話しします。
一般的に、消化管吸収は以下の性質があるものほど高くなります。
・脂溶性が適度に高い
・分子量が小さい
ここで浮かぶ疑問は…
脂溶性のものの方が吸収が良いとしたら、パモ酸ピルビニウムは脂溶性なのに、なぜ消化管吸収が低いのか?と言うことです。それは、パモ酸ピルビニウムは脂溶性が非常に高いからです。
水溶性のものよりも脂溶性のものの方が吸収が良いのは事実なのですが、脂溶性が高すぎると、今度は逆に吸収が低くなってしまいます。吸収されるには、水に溶ける性質が多少なりとも必要なのです。
登録販売者試験では、「水に溶けにくいため、消化管吸収がほとんどない」という簡単な文章でしか問題文に出てこないので、「水に溶けない=脂溶性と推測される、では脂溶性なのになぜ吸収されない?」と疑問に思うのは当然のことかもしれません。
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また、パモ酸ピルビニウムを使った後に下剤を使うことがありますが、ひまし油は使ってはならないということになっています。これもパモ酸ピルビニウムの脂溶性が高いことが理由です。
ひまし油を一緒につかうと、パモ酸ピルビニウムがひまし油に溶け出してしまい、吸収されやすい形になってしまいます。すると、パモ酸ピルビニウムの副作用が出やすくなることが考えられます。
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ちなみに、尿が赤く染まるのは、パモ酸ピルビニウムが赤色色素だからです。

合わせて覚えましょう。

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