成分
シリーズで色々種類がありますが、Alka Seltzer Originalという最も有名なアルカセルツァーは、鎮痛剤入りの制酸剤で、成分はクエン酸、重炭酸ナトリウム(重曹)、アスピリンです。胃薬も鎮痛剤も主役級の成分量が入っています。
いわゆる二日酔いのためのお薬で、「頭痛を伴う胸焼け」が適応になっているエフェルベセント錠(※1)です。
※1 エフェルベセント錠についてはこちらをご覧ください。→各国で人気のある剤型の違い:エフェルベセント錠
日本での代替品
残念ながら、日本には、胃薬も鎮痛剤もどちらも主役級の成分量が入っているようなお薬は存在しません。バファリンなど一部の解熱鎮痛剤には、解熱鎮痛成分による胃の負担を抑えるために補助的に胃薬が入っていますが、あちらはあくまでも解熱鎮痛効果がメインです。
ですので、アルカセルツァーがほしいと言われた場合には、胃の症状と頭痛の症状とどちらが強いかを聞いて、それぞれに合った薬を選ぶ必要があります。
もし、アルカセルツァーにこだわりがあり、できるだけ同じ成分の薬が良いのであれば、胃の症状の場合には制酸剤の入った胃薬、頭痛であれば解熱鎮痛剤のアスピリン(バファリンAなど)を選びます。