ポピュラーな剤形


国によって好まれる剤型が異なります。錠剤は世界各国共通の定番の剤型なので、それ以外のものをご紹介します。

欧米

1.Chewable Tablets/チュアブル錠

日本では、めて飲み下す薬をチュアブル錠と言いますね。チュアブルという言葉は、

chewむ)+ able(できる)=chewable める)

から来ています。ちなみに、チューインガムのchewはむ」という意味です。

Tumsという有名な制酸剤があるのですが、これはチュアブル錠の代表格です。海外ドラマでもお菓子のようにポリポリ食べている場面を見たことがあります。Tumsについてはこちらをご覧下さい。

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余談になりますが、日本のチュアブル錠の中で個人的に一番印象に残っている薬は、処方医薬品のタケプロンODという胃薬です。これ、すごく美味しいのです。普通のラムネ菓子と色ありません。子供が好きな味なので、保管には十分に注意する必要があります。

一般的にチュアブル錠は、口の中でけにくかったり、が大きくて粉っぽかったりして、結局水が必要なことがあります。でもこれは口に入れるとスーッとけてしまい、後味も残りません。日本の技術は素晴らしいなと思います。海外のチュアブル錠は試したことがないですが、おいしいのでしょうか。

2.Effervescent Tablets/エフェルベセント錠

effervescentというのは、「発泡性の」という意味です。日本ではあまり見ない剤形ですが、アメリカのお薬ではポピュラーです。水にポチャンと入れたらシュワシュワ~とけ、その液体を飲みます。入浴剤のバブを想像してもらえると良いですね。薬を飲む前にひと手間増えるのですが、なぜか人気があります。

 アメリカは子供が好きそうな、遊び心あふれるおもしろい薬や、カラフル(どぎつい色)な薬が結構あります。

日本、中国、韓国

粉末、顆粒

これらの剤型は、私たちの国では子供の頃から慣れ親しんでいます。

なぜこれらの剤型が主流なのか詳しい理由はわからないですが、日本や韓国では、中国から伝来した漢方が浸透していることが関係しているのではないでしょうか。現在では、漢方の分野では、エキス顆粒と呼ばれる、インスタントコーヒーの顆粒のような剤型が主流になっています。これは、煎じ薬の飲みにくさや手間を解消するためです。

逆に、欧米では粉薬はほとんど見かけません。粉薬を水と一緒に飲みこむ文化がないので、うかつに粉薬をお客様にすすめてしまうと必ず「これは水に溶かして飲むの?」と聞かれます。ですので、欧米の方にお薬をお勧めするときは、錠剤かカプセル剤など粒状のものにしましょう。

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