Q.マオウには「尿量増加」の作用がありますか?

気管支拡張成分のマオウの作用についての問題で、「発汗促進、尿量増加(利尿)の作用」を正解とする問題がたまに出てきます。

マオウはエフェドリンが主成分の交感神経刺激薬であり、気管支拡張作用や副作用としての排尿困難については必ず学びますが、利尿作用までご存知の方は少ないようです。

結論としては、マオウには尿量増加の作用があります。もう少し詳しく解説していきます。

まず、登録販売者試験内で出題される基本的な作用として、交感神経系を介した膀胱への作用、そして「排尿困難」の副作用について考えてみましょう。交感神経刺激薬は膀胱の尿をためる(膀胱をゆるめる)方向に持っていく性質があります。

もう少し専門的な言葉だと、「膀胱平滑筋(=排尿筋)を弛緩」となります。

では、今回問題となっている尿量増加作用(利尿作用)について考えてみましょう

この作用を引き起こす原因ですが、マオウは生薬であり複合的な成分を持つので諸説あります。しかし、確定的な理由は論文などを調査しても分かりませんでした。こうではないか?とよく言われていることは以下になります。

  • マオウに含まれているプソイドエフェドリンに利尿作用があるのでは?
  • 腎臓の血管を拡張して利尿作用(尿量増加)を引き起こすのではないか?
  • 東洋医学的には帰経(東洋医学の臓腑経絡との関係)が肺・膀胱だからではないか?

画像引用:試験作成の手引きより

https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11120000-Iyakushokuhinkyoku/tebikirireki.pdf

以上、排尿困難と尿量増加の2つの作用はどちらも「尿」関係の作用ですが、別々の作用として考えていただければと思います。

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