Q.胃薬の覚え方を教えて下さい。

胃薬は登録販売者試験受験者も、登録販売者も苦手な薬です。まずは成分がやたらと多いこと、そしていくつもの成分が配合されている製品が多いからです。

でもコツをつかめば覚えるのは簡単です。

まずは、①制酸剤、②消化酵素、③健胃薬、この3つを押さえましょう。だいたいの胃薬は、この3つのカテゴリーの成分の使いまわしになります。名前の特徴として、

①制酸剤:金属名が入る

合成ヒドロタルサイト:ハイドロタルク石と呼ばれる、アルミニウムとマグネシウムの化合物 メタケイ酸アルミン酸マグネシウム:名前の通り、アルミニウムとマグネシウムの化合物

②消化酵素:~ゼ、~ザイム、~コールという言葉が入る。

ジアスターゼ、タカジアスターゼ、ビオジアスターゼ、リパーゼ、プロザイム、ウルソデキシコール酸

③健胃薬:生薬名

オウバク、オウレン、センブリ、ゲンチアナ、ケイヒ、ショウキョウ、チョウジ、ソウジュツ、ウイキョウ

となりますので、見分けること自体は難しくありません。これを覚えたら、その他の成分を押さえていきましょう。

恐らく胃粘膜保護・修復剤が一番厄介だと思います。名前に統一性がないからです。しかし、抗炎症薬が胃粘膜保護剤として使われる例が多いので、見ていきましょう。

④胃粘膜保護・修復剤

アズレンスルホン酸ナトリウム:アズレンは言わずと知れた、のどの炎症などにも使われる抗炎症成分です。

アルジオキサ:アラントインと水酸化アルミニウムの複合体。アラントインは、組織修復作用と抗炎症作用があります。胃の中でアラントインは組織修復を、アルミニウムは胃酸中和をします。アルジオキサのネーミングは「アラントイン」と「ジヒドロキシ」アルミニウムの略だと推測されます。 アラントインもアルミニウムもALで始まりますので、アルジオキサの「アル」とひっかけて覚えてしまいましょう。

セトラキサート塩酸塩:代謝されてトラネキサム酸になります。トラネキサム酸は止血と粘膜の抗炎症作用があります。セトラキサートの「トラ」はトラネキサム酸の「トラ」と覚えましょう。

他に、スクラルファート、テプレノンなどがあります。

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ここまで来たら、あともう少しです。ブチルスコポラミンやピレンゼピンなどの抗コリン薬や、局所麻酔薬のアミノ安息香酸エチル、オキセサゼインなど、こまごましたものを覚えていきましょう。

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また、アルミニウム製剤は、透析をしている人には使えませんので、アルミニウムの入った成分は必ず押さえておきましょう。「アルミ」と文字の入った成分は覚えやすいですが、合成ヒドロタルサイトとスクラルファートは覚えるしかないですね!

アルミニウム製剤一覧

制酸剤:合成ヒドロタルサイト、乾燥水酸化アルミニウムゲル、ジヒドロキシアルミニウムモノアセテート、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム

胃粘膜保護剤アルオキサ、スクラルファート

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もう少し詳しく知りたい人は…

胃薬がほしいと言われたら…

を参照して下さい。

(薬剤師:村松早織)

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