Q.ヨウ素はビタミンCと一緒に使うと作用が減弱しますが、なぜアルカリ性でも作用が減弱するんですか?

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A.「ビタミンC=酸っぱい」というイメージから、アルカリ性ではなく、酸性の状態で作用が減弱するんじゃないの?というご質問です。

結論から言うと、「ビタミンCとヨウ素」、そして、「酸性・アルカリ性におけるヨウ素」の反応は、全く別の話になるので、分けて考える必要があります。

1. ヨウ素とビタミンCについて

ビタミンCについての問題は、のどに使う薬でよく出てきます。

ヨウ素とビタミンCとの反応は、酸化・還元反応という反応で、簡単にいうと、電子をやり取りする反応になります。

アスコルビン酸 + ヨウ素(I2) → デヒドロアスコルビン酸 + ヨウ化水素(2HI)

2. ヨウ素とアルカリ性成分について

一方、酸性・アルカリ性の問題は、皮膚用薬でよく出てきます。

ヨウ素とアルカリの反応は、酸・塩基反応で、中和反応もその一つです。この反応は、プロトン(H+)のやり取りとする定義もあれば電子対のやり取りとする定義もあります。

例として、以下の反応式を書きます。この場合、ヨウ素()と水酸化ナトリウム(塩基またはアルカリ)が中和反応を起こし、水が生成します。

ヨウ素(3I2) + 水酸化ナトリウム(6NaOH) → NaIO3 + 5NaI + 3H2O

ヨウ素とアルカリの関係についての問題でよく出てくる記述は、

「ヨウ素系の殺菌力は、アルカリ性になると低下するため、石鹸等と併用する場合には石鹸分をよく洗い落としてから使用することが望ましい。」

です。これは正しいです。「アルカリ性」の部分が酸性になっているひっかけ問題には気を付けましょう。

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以上のように、これら2つの反応は、全く関係のない話になるので、切り離して考えなくてはなりません。「ビタミンC=酸っぱい=酸性」という図式は全く当てはまりませんので、ご注意ください。

最も抑えるべきは、1.ビタミンC 2.アルカリ性成分作用が減弱するということです。

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