Pepto-Bismol/ペプト・ビズモゥ

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Pepto-Bismol ペプトビズモゥはアメリカのお薬で、大変有名です。知らない方はぜひ一度メーカーHP(P&G)にアクセスしてみてください。きっとあなたの想像をはるかに超えたファンキーな薬が出てくるはずです。

HPもピンク色ですが、薬もかなりビビッドなピンク色です。HPのトップページには、Nausea, Heartburn, Indigestion, Upset Stomach and Diarrhea don’t stand a chance against Pepto.(吐き気も胸焼けも胃部不快感も下も、ペプトには勝てまい!)と強気のひとことが書いてあります。

つまり、効能効果に思いつく限りの胃腸症状が詰め込まれていますね。

成分

成分は、bismuth subsalicylate 次サリチル酸ビスマスです。日本消化器学会HPでも、海外に行った時の旅行者下の予防に、ペプトビスモルを補助的に使用することを推奨しています。※副作用の恐れから長期連用は避けるようにとも書いてあります。

日本での代替品

次サリチル酸ビスマスは、添付文書検索をした限りでは、日本ではOTC医薬品としては流通していないようですが、「次硝酸ビスマス」などの別のビスマス製剤であれば存在します。ただし日本では、ビスマス製剤は副作用の観点からあまり一般的ではなく(種類がかなり少なく)、製造中止になっているものもあり、流通状況が不明です。更に、効能効果に「下痢」は書いてありますが、ペプトビスモルとは違い、胃症状に関しては記載がないことに注意してください。

日本の市販薬の多くは、胃薬は胃薬、下止めは下止め、と基本的に効能効果が分かれています。たまに、第一三共胃腸薬プラスのように軽い下にも効く(乳酸菌配合で、適応に整腸・軟便と記載あり)と書いてあるのもありますが、そういった商品はかなり少ないです。

そういうときは、どの症状が一番強いのか、また、下の原因やその度合いを聞きだして、適切に対応することが大事になります。

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