尿路感染症と膀胱炎の違い
尿路感染症のことは以下のように言います。
これの頭文字をとって、略してUTIと言います。
膀胱炎は尿路感染症の一種です。膀胱炎は英語で色々な表現があります。
フォーマルな表現だと、cystitis シスタイティスと言いますが、接客ではあまり使いません。以下の方が使いやすいです。
●bladder infection ブラダーインフェクション
膀胱感染症
●bladder inflammation ブラダーインフラメイション
膀胱炎
「炎症」の表現
ドラッグストアなどでの英語接客の際に、覚えておくと便利な言葉の一つに、「inflammation:炎症」という言葉があります。
inflammationは、インフラメイションと発音します。
英語で”flame”は「燃える」という意味があり、inflammationは、そこから生まれた言葉です。炎症は、生体の細胞や組織になんらかの変化、すなわち損傷をもたらされたときに対する生体反応のことを言います。具体的には、充血や体液の滲出などを指します。
また、inflammationという言葉を、以下のように少し修飾すると、「抗炎症薬」という意味になります。
この言葉も便利です。使うと非常に信頼されます。炎症を示す単語を使った表現を記載します。
抗生物質があるかどうか聞かれたら
外国人のお客さまから 膀胱炎の治療薬として一番聞かれる薬は、抗生物質です。しかしドラッグストアでは抗生物質の内服薬は入手できません。
抗生物質はありますか?
もしこのようにお客様から聞かれたら、以下のように答えます。
●You need a prescription to get antibiotics (in Japan).
(日本では)抗生物質は処方箋医薬品です。
●Do you have a fever, any pain or blood in your urine, currently?
現在熱や痛み、または血尿はありますか?
●Could you go to see a doctor?
病院に行けますか?
膀胱炎の薬の勧め方
英語でご説明する場合、に使えるフレーズを書いていきます。
クランベリージュースについて
膀胱炎の治療薬として欧米の方によく聞かれるのが、 クランベリージュースです。クランベリージュースによる膀胱炎の治療は昔から民間療法で行われてきました。本当に効果があるかどうかについては未だに賛否両論あります。現時点での結論としては、更なる研究が必要だと言われています。
ただ、欧米のOTC医薬品にはクランベリーの成分を使った薬がいくつか販売されているようです。 もし欧米の方にクランベリージュースの有無を聞かれたら、その方は膀胱炎で悩まれている可能性が高いです。ひとつの指標になります。
また、クランベリー関係の商品がない場合にも、クランベリージュースを何のために使うつもりなのか、念のため聞いてみて、もし膀胱炎だった場合は別の対処方法を提案しましょう。