ぢの薬

痔は英語でpiles: パイルズ、またはhemorrhoids :ヘモロイズとひとまとめに言うことが多いです。

痔の種類

痔には色々な種類があり、大きく分けて以下の3種類あります。
英語は少しマニアックすぎるので覚えなくて大丈夫ですが、念のために書きます。

1.痔核(じかく):いぼ痔

hemorrhoids ヘモロイズ

肛門内部の内痔核と肛門外部の外痔核があります。

2.裂肛(れっこう):切れ痔

anal fissures エノゥ フィシャーズ

3.痔瘻(じろう):あな痔

anal fistula エノゥ フィスチュラ

治療方法

種類が色々あるように、治療法も様々です。3はお医者さんでの治療が必要ですので割愛します。

1と2の場合、軽い症状であればドラッグストアで手に入る薬が有効な場合もあります。
以下、どの剤型をチョイスするかについては、大正製薬のサイトから引用させてもらっています。

軟膏:裂肛や外痔核など、肛門付近、あるいは肛門外側の痔に。

坐剤:内痔核のような肛門内部の痔に。

注入軟膏:裂肛、内痔核、外痔核など、肛門外側と内側、両方の痔に。手を汚さず、内部に挿入するときも異物感が少ないのが特徴。

ポイントとしては、薬を使うのが苦痛な場合は、病院に行った方が良いということです。市販薬を使う時に、患部に痛みがあるようなら、そこが更に傷ついて悪化する可能性もあります。
注入軟膏や坐剤は挿れる時に痛みがあることがあるので、特に気をつけます。そういう場合は、より適切な治療を病院で受けましょう。

ちなみに、痔の薬の剤型を英語言うなら、以下になります。

軟膏:ointment オイントメント

坐剤:suppositories サポジトリーズ

注入軟膏:injection ointment インジェクション オイントメント

痔の薬の成分

剤型は違っても、どの薬も成分は同じようなものが多いです。大体下に書いたものの中から複数個組み合わせた処方になっています。ステロイド剤や血管収縮剤が使われていることが多く、意外に効き目の強いものもありますので、使ってみて痒みなどの副作用が出たら使用を中止して下さい。

ステロイド剤 corticosteroids

ヒドロコルチゾン酢酸エステル、酢酸プレドニゾロンなど

局所麻酔薬 local anesthesia

リドカイン、ジブカインなど

抗ヒスタミン剤 antihistamines

ジフェンヒドラミンなど

血管収縮薬 decongestants

フェニレフリンなど

組織修復剤 skin repairing ingredients

アラントインなど

殺菌剤 anticeptics

クロルヘキシジンなど

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