【英語】口唇ヘルペス&口内炎

口元関連の症状に関する英語をまとめていきます。

口唇ヘルペス

冬がやってくると、

●Do you have anything for a コルソー?

と言われることが増えます。  コルソーとは、 cold sore、口唇ヘルペスのことです。 コールドソアーではなく、 コルソァに近い発音です。

この言葉は、 cold(風邪)+sore(痛み)の言葉の通り、風邪や疲れなどで抵抗力が落ちた時に出ることが多い症状です。

日本人は普通に話の中で「ヘルペスができちゃって…」と言いますが、欧米の方は、herpes(読み方はハーピーズ)と言うと、 性感染症の方のヘルペスを想像する場合が多いので、ヘルペスという言葉は使わないようにしましょう。

海外では、口唇ヘルペスの薬は簡単に買えるところが多いですが、日本では第一類医薬品になるので薬剤師のみが扱えます。また、海外ではいろいろな剤形があり、貼るタイプのものも販売しています。

日本の口唇ヘルペスのお薬は、基本的に 再発した場合に用います。ですので、もしも口唇ヘルペスにかかったことがあるかどうか聞く場合は、以下のように聞きましょう。

●Have you ever had cold sores?
今までに口唇ヘルペスになったことはありますか?

口内炎

口内炎の英語表現でメジャーなものに、2つあります。

ひとつ目は、mouth ulcer 。 ulcerは、オゥサーと発音します。

もう一つ、canker sore ケンカー ソァ という言い方もあります。canker soreという表現は、北アメリカを中心に使われます。

●mouth ulcer マウス オゥサー
●canker sore(北米) ケンカー ソア
口内炎

ulcer も canker も潰瘍という意味です。 ちなみに胃潰瘍のことは、stomach ulcerと言いますので、一緒に覚えてしまいましょう。

口内炎の薬の案内

一番メジャーな口内炎薬は、ステロイド剤になりますが、 英語話者の方は、ステロイド剤のことを”steroid”ということはあまりありません。

私たちが “It contains steroids.”(ステロイドが含まれます。)と言っても、ポカーンとした顔をされることが多いです。医療関係者など医療に詳しい方であれば、steroidで意味を拾ってくれる場合もありますが、もしステロイドという言葉を使いたいのであれば、 

●corticosteroid:コーティコステロイド

と伝えます。

英語話者のお客さまがよく使っているステロイドの表現は、以下になります。

●cortisone コーティゾン
●hydrocortiosone ハイドロコーティゾン

どちらもステロイド剤の成分の一種になりますが、ステロイドを代表してこのように言われることが多いです。日本語だと、それぞれ、コルチゾン・ヒドロコルチゾンになりますね。

口内炎関連の表現

●It contains triamcinolone, an anti-inflammatory corticosteroid.
トリアムシノロンアセトニドが含まれます。抗炎症薬のステロイド剤です。

※トリアムシノロンは、伝えてもピンとこない方が多いと思います。

●This is a Chinese herbal medicine. It has anticeptic and anti-inflammatory effects.
これは生薬です。殺菌作用と抗炎症作用があります。

※口内炎の治療薬には、ステロイド剤以外に、シコンなどの生薬を使った薬もあります。生薬のようなお薬は、欧米の方にはあまり好まれないかと思いますが、念のため書きました。

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