化粧品の消費期限

昔、自分のコスメBOXを片付けていたら、おそらく10年前?のリップたちが出てきて、まだ使えるかな~と思って全部付けてみたんです。翌日見事に唇が化膿してただれて、5日くらいマスクで過ごした覚えがあります。皆さんは絶対にやらないようにしてください。

化粧品の使用期限記載の義務について

さて、日本で許可を取って販売している化粧品は、基本的に使用期限の表記がありません。日本の薬機法では、

・アスコルビン酸、そのエステル若しくはそれらの塩類又は酵素を含有する化粧品

・製造または輸入後適切な保存条件で3年以内に性状及び品質が変化するおそれのある化粧品

に対しては、使用期限を書くということになっています。

前者の文言はつまり、ビタミンCとビタミンC類(ビタミンCにアクセサリーをつけたもの)が入っていると、使用期限を書かなくてはならないということですね。後者の文言については、つまり、3年間腐ったり傷んだりしない商品を作れば、期限を書かなくて良いということになります。

なので、化粧品に何も期限が書いていない場合は、未開封で3年間まで、が一応の目安となります。一応というのは、化粧品には製造年月日を書く義務がありませんので、どの日から3年なのかは厳密には分からないからです。

さらに、一般的に、化粧品を作るときは本当に3年間放置して実験するのではなく、加速試験というものを利用することがあります。加速試験とは、温度・湿度が高めの、化粧品にとって厳しい条件の部屋で何ヶ月か放置して、変質しないかどうかを見る試験です。このようにして3年後にその商品が変質しないかどうかを推測し、スピーディーに商品開発がなされています。

すると、実際に3年間放置したわけではないので、加速試験の結果と、実際に3年間放置した商品の状態が全く重なるかどうかは、微妙なところです。

つまり何が言いたいかというと、化粧品は未開封のまま放置せず、早く使い切るに越したことはないということです。そして、一度開封したらできるだけ早く使い切ります。「できるだけ早く」とはどのくらいか、目安を下に書きます。

開封した化粧品の使用期限の目安

商品が水もので、外界との接触が多く雑菌が繁殖しやすい物ほど、早く使い切ります。

・スキンケア用品やベースメイク、リップ: 1シーズン~半年

・アイシャドウ・チーク: 1~2年

・マスカラ: 1~3か月  (特に雑菌が繁殖しやすいため。)

・大容量のフェイスマスク: 1~2ヶ月

手作り化粧品の使用期限

以前、テレビ朝日の「中居正広のミになる図書館」という番組に、女優の川上麻衣子さんが出演されました。そこで川上さんは、玄米や黒糖、アルカリ温泉水などを混ぜて発酵させた手作り化粧水の作り方を披露したそうです。これを専門家に調べてもらったところ、善玉菌の乳酸菌も増えてはいたのですが、悪玉菌の黄色ブドウ球菌も同時に増えていたとのこと。その化粧水は「ただの汚水だ。」と言われてしまいました。

現在、化粧品の成分を気にされる女性が多く、少しでも無添加で安全なものを…ということで、手作りされる方がいます。確かに自分で材料をそろえて作れば安心できますよね。私は基本的には市販品を使いますが、たまに時間がある時に自分で作ることがあります。

無許可の化粧品メーカー以外は、どんなに小さな化粧品メーカーであっても、製造設備の厳しい施設基準をクリアし、衛生面や安全性を考慮した万全な体制で製造しています。

ここからわかることは、化粧品メーカーは、傷みにくい化粧品を作るために、保存料を使うか?または元々腐らない成分を使うか?という選択をすると同時に、施設や商品自体の衛生面にもとても気を配っているということです。クリーンルームを取り入れている企業もあります。

手作り化粧品は、保存料などを使わずに作りますね。それが手作り化粧品の目的なのですから当然です。すると、ただでさえそれ自体が傷みやすい化粧品が出来上がります。その上、自宅で化粧品製造メーカー並に衛生面を完璧にするということは、どう頑張ってもできません。

良い成分配合と引き換えに雑菌だらけになってしまっては、手作りの意味がなくなってしまいます。川上さんの場合、化粧水を発酵させていたことでより雑菌が繁殖してしまったという経緯がありますが、もし発酵の過程がなかったとしても、手作り化粧品は長期保存しないようにしましょう。一番良いのは1~2日分だけ作ることですが、それが難しい場合には一度に作る量を極力減らしてください。成分配合にもよりますが、基本的には2週間ほどで使い切るようにしましょう。夏場は冷蔵保存してくださいね。

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